健康相談Q&A

月刊ぷらざに掲載中の健康相談についてQ&Aです。これにより皆さんの理解が深まることができれば幸いです。

【ぷらざ2008年2月号「健康相談Q&A」】
Q.健康診断の検便で異常あり(便潜血+)と出たのですが、どのような検査をするのですか?
現在、大腸内視鏡検査が最善で効率的な検査と思います。外来検査で可能です。

Q.大腸ポリープの切除方法を教えてください。
大きさ、形によって異なります。大きく分けて、ポリペクトミーと粘膜切除術の2通りがあります。

Q.大腸癌も内視鏡で切除することが可能ですか。
リンパ節転移の可能性のない早期の大腸癌であれば、内視鏡で切除することが可能です。

Q.最近、大腸癌の場合、内視鏡で切除するのか、手術をするのかはどのような基準で区別されているのですか。
施行している医師の主観や個々の病院が勝手に決めているわけではなく、大腸癌研究会の”大腸癌治療ガイドライン”に沿って治療を進めます。これは一般の人も見ることができます。
http://www.jsccr.jp/
Q.ときどき排便時に出血する(血便)ことがあるのですが、どのような病気が考えられますか。
なんといっても一番恐いのは悪性腫瘍で、特に大腸ポリープ、炎症性腸疾患や、内痔核、裂肛などの肛門疾患です。黒色の便が出ている場合は、胃十二指腸潰瘍などの上部消化管の病気が疑われることもあります。

Q.鼻から挿入する胃カメラ(経鼻内視鏡)がたいへん楽であると聞いたのですが。
鼻から挿入すると内視鏡が喉で曲がらず、「オエッ!」となりにくいために、患者さんの負担が少なくとされています。当院では、昨年2月より先端部外径4.9mmの内視鏡を導入しております。しかし、鼻からの挿入に違和感がある人もいますので、口から挿入するものでも従来の半分くらいの太さの先端部外径5.0mmのものもあります。

Q.脱出するような大きな痔核さえも切らないで治すような注射薬【ジオン】とはなんですか。
当治療法は、硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を主成分とした薬を内痔核に四段階注射法によって注射する方法です。手術と同程度の治療効果に加え、出血や痛みが少なく、通常の入院手術に比べて経済的なメリットも大きいです。ただし、手術に比べて再発率がやや高いのが欠点ですが、公開は絶大です。

Q.脱腸(鼠径ヘルニア)の治療法は。
手術療法が唯一の治療法です。いろいろな方法がありますが、術後の痛みやツッパリの少ないクーグルパッチ法を第一選択として施行しております。

Q.潰瘍性大腸炎とはどのような病気ですか。
潰瘍性大腸炎はクローン病とならび難病に指定されており、炎症性腸疾患と呼ばれこの10年間で倍増しています。原因は不明で、大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる病気です。特徴的な症状としては、下血、下痢、腹痛です。

Q.この病気はどのような人に多いのですか。
発症年齢のピークは男性で20〜24歳、女性では25〜29歳にみられますが、若年者から高齢者まで発症します。男女比は1対1で性別に差はありません。

Q.この病気にはどのような治療法がありますか。
原則的に薬による内科的治療が行われます。

Q.平成19年の症例数を教えてください。。

短期滞在手術(日帰りor1泊2日)226件、<痔核(いぼ痔)手術>四段階注射法47件・痔核の根治切除術346件、痔ろうの根治手術127件、裂肛の根治手術80件、大腸ポリープの内視鏡による切除術528件、大腸がんの内視鏡による切除術14件です。




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