健康相談Q&A

月刊ぷらざに掲載中の健康相談についてQ&Aです。
これにより皆さんの理解が深まることができれば幸いです。

【ぷらざ2009年2月号「健康相談Q&A」】
Q.健康診断の検便で異常あり(便潜血+)と出たのですが、どのような検査をするのですか?
大腸内視鏡検査が有用で効率的な検査と思います。

Q.大腸ポリープの切除方法について教えてください。
大きさ、形によって異なります。
大きく分けて、ポリペクトミーと粘膜切除術の2通りがあります。
Q.最近、大腸癌の場合、内視鏡で切除するのか、手術をするのかはどのような基準で区別されているのですか。
施行している医師の主観や個々の病院が勝手に決めているわけではなく、大腸癌研究会の”大腸癌治療ガイドライン”に沿って治療を進めます。
これは一般の人も見ることができます。
http://www.jsccr.jp/
Q.鼻から挿入する胃カメラ(経鼻内視鏡)がたいへん楽であると聞いたのですが。
鼻から挿入すると内視鏡が喉で曲がらず、「オエッ!」となりにくいために、患者さんの負担が少なくとされています。当院では、昨年2月より先端部外径4.9mmの内視鏡を導入しております。しかし、鼻からの挿入に違和感がある人もいますので、口から挿入するものでも従来の半分くらいの太さの先端部外径5.0mmのものもあります。
Q.痔核(いぼ痔)の痛くない治療法はありますか。
脱出するような大きな痔さえも切らないで治すような注射薬[アルタ(ジオン)]という薬を内痔核に注射する痔核硬化療法があります。
再発が多いですが、その効果は絶大です。
Q.痔核の根治手術はどんな方法でやっているのですか。
半閉鎖式結紮切除法を基本としています。
赤ちゃんのお尻のような状態に戻すためにはこの方法しかありません。
術後の機能上も美容上も合併症の問題でも一番いいと考えています。
Q.肛門周囲膿瘍と診断されて切開を受けたことがあり、いまだに時々うみのようなものが出ます。痔瘻と思いますが治りますか。
完全に治すことが可能です。
しかも昔のように括約筋(肛門の筋肉)を切ることなく治癒させることができます。
Q.便がだんだんと細くなり出にくく、ときどき肛門が切れるように(きれ痔:裂肛)
なりましたが、治りますか?
肛門の広がりが悪くなったもので肛門狭窄という病気と推察されます。
肛門のどの部位がどれくらい狭いのかを正確に判断し、それに適した治療をすることが大切です。よく用いられる方法としては、皮膚弁移動術といって、狭くなった部分を切開し広げて皮膚をつなげ、肛門を広がりやすくするもので、これによって排便の障害は劇的に改善します。



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