健康相談Q&A

月刊ぷらざに掲載中の健康相談についてQ&Aです。
これにより皆さんの理解が深まることができれば幸いです。

【ぷらざ2009年6月号「健康相談Q&A」】
Q.健康診断の検便で異常あり(便潜血+)と出たのですが、どのような検査をするのですか?
現在、大腸内視鏡検査が最善で効率的な検査と思います。外来検査で可能です。外来検査が基本ですが場合によって入院検査となります。

Q.大腸ポリープの切除方法を教えてください。
大きさ、形によって異なります。大きく分けて、ポリペクトミーと粘膜切除術の2通りがあります。粘膜切除術は、傷も大きくなりますので入院が必要となります。
Q.排便時に時々出血することがあるのですが、どのような病気が考えられますか。
なんといってもいちばん恐いのは悪性腫瘍です。
ほかに大腸ポリープ、炎症性腸疾患、内痔核、裂肛などの肛門疾患が考えられます。
黒色の便が出ている場合には、胃・十二指腸潰瘍などの上部消化管の病気も疑われることもあります。
Q.突然、血便(排便時の出血)が始まったのですが、どのような病気が考えられますか。
大腸憩室症(憩室=大腸にできた小さな袋)からの出血や、虚血性腸炎、出血性腸炎、内痔核などが多く、いずれにしろ内視鏡での止血(出血を止める)などすばやい対応が必要です。
Q.最近、脱出するような大きな痔核さえも切らないで治すような注射薬【ジオン】とはなんですか。
治療法は、硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を主成分とした薬を、体外に飛び出し内痔核に四段階注射法によって注射する方法です。手術と同程度の治療効果に加え、出血や痛みが少なく、通常の入院手術に比べて経済的なメリットも大きいです。
ただし、手術に比べて再発率がやや高いのが欠点ですが、公開は絶大です。
Q.肛門周囲膿瘍診断されて切開を受けたことがあり、いまだに時々、うみのようなものふがでます。痔瘻と思いますが治りますか
完全に治すことが可能です。
しかも括約筋(肛門の筋肉)を切ることなく治癒させることができます。
Q.便がだんだんと細くなり出にくくなりましたが、治りますか。
おそらく、肛門の広がりが悪くなったもので、肛門狭窄という病気と推察されます。
肛門のどの部位がどのくらい狭いのかを正確に判断し、それに適した治療をすることが大切です。よく用いられる方法としては、皮膚弁移動術といって、狭くなった部分を切開し広げて皮膚をつなげ、肛門を広がりやすくするもので、これにより排便障害は劇的に改善します。
Q.脱腸(鼠径ヘルニア)の治療法は?
手術療法が唯一の治療法で、いろいろな方法がありますが、術後の痛みやツッパリの少ないクーゲルパッチ法を第一選択として施工しております。
Q.鼻から挿入する胃カメラ(経鼻内視鏡)がたいへん楽であるときいたのですが。
先端部外径4.9mmの内視鏡を導入しております。しかし、鼻からの挿入に違和感がある人もいますので、口から挿入するものでも従来の半分くらいの太さの先端部外径5.0mmのものもあります。



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