健康相談Q&A

月刊ぷらざに掲載中の健康相談についてQ&Aです。
これにより皆さんの理解が深まることができれば幸いです。

【ぷらざ2011年2月号「健康相談Q&A」】
Q.健康診断の検便で異常あり(便潜血+)と出たのですが、どのような検査をするのですか?
大腸内視鏡検査が有用で効率的な検査と思います。

Q.大腸ポリープの切除方法について教えてください。
大きさ、形によって異なります。
大きく分けて、ポリペクトミーと粘膜切除術の2通りがあります。
Q.大腸癌も内視鏡で切除することが可能ですか。
リンパ節転移の可能性のない早期の大腸癌であれば、内視鏡で切除することが可能です。
Q.ときどき排便時に出血すること(血便)があるのですが、どのような病気が考えられますか。
なんといっても一番恐いのは悪性腫瘍で、他に大腸ポリープ、炎症性腸疾患や、内痔核、裂肛などの肛門疾患です。黒色の便が出ている場合には、胃・十二指腸潰瘍などの上部消化管の病気が疑われることもあります。
Q.最近よく聞く、脱出するような大きな痔核さえも切らないで治すような注射薬ALTAとはなんですか。
当治療法は、硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を主成分とした薬を、体外に飛び出す内痔核に四段階注射法によって注射する方法です。手術と同程度の治療効果に加え、出血や痛みが少ないです。ただし、手術に比べて再発率がやや高いのが欠点ですが、効果は絶大です。
Q.肛門周囲膿瘍と診断されて切開を受けたことがあり、いまだに時々うみのようなものが出ます。痔瘻と思いますが治りますか。

完全に治すことが可能です。
しかも昔のように括約筋(肛門の筋肉)を切ることなく治癒させることができます。
Q.脱腸(鼠径ヘルニア)の治療法は?
手術療法が唯一の治療法で、いろいろ方法がありますが、術後の痛みやツッパリの少ないクーゲルパッチ法を第一選択として施工しております。
Q.便がだんだんと細く出にくくなり、ときどき肛門が切れるように(きれ痔:裂肛)なりましたが、治りますか?
肛門の広がりが悪くなったもので、肛門狭窄という病気と推察されます。
肛門のどの部位がどれくらい狭いのかを正確に判断し、それに適した治療をすることが大切です。
Q.突然、血便(排便時の出血)が始まったのですが、どのような病気が考えられますか。
大腸憩室症(憩室=大腸にできた小さな袋)からの出血や、虚血性腸炎、出血性腸炎、内痔核などが多く、いずれにしろ内視鏡での止血(出血を止める)などの迅速な対応が必要です。)
Q.鼻から挿入する胃カメラ(経鼻内視鏡)がたいへん楽であると聞いたのですが。
鼻から挿入すると内視鏡が喉で曲がらず、「オエッ!」となりにくいために、患者さんの負担が少なくとされています。当院では、昨年2月より先端部外径4.9mmの内視鏡を導入しております。しかし、鼻からの挿入に違和感がある人もいますので、口から挿入するものでも従来の半分くらいの太さの先端部外径5.0mmのものもあります。



▲HOME