こんな症状があれば大腸検査を!
- 便潜血検査で陽性が1回以上出た
- 血便がある・便に血が付いている
- 健康診断で貧血と言われた
便が細くなった気がする・太い便が出ない - よく便秘になる・最近、便秘が続く
- 最近、下痢が多い
- 下痢と便秘をくり返す
- よくお腹がはる感じがする
- 時々、お腹が痛い
- 血縁者(3親等以内)に胃や大腸のがん患者がいる
大腸内視鏡検査でポリープをとると?
- 大腸がんができる過程
大腸癌のほとんどは、ポリープ(腺腫という良性腫瘍)の悪性化=がん化です。
つまり、ポリープは「前癌病変」(がんになりうる病変)と捉えています。実際にポリープのうちに切除することで、大腸がんの発生率が著明に減少します。ポリープの段階で発見・切除することは大腸がんの可能性を下げる効果があるのです。
- 日本では大腸がんが増加
「国立がんセンターがん対策情報センター」の統計によれば、2017年の統計では結腸と直腸を合わせた大腸がんによる死亡数は国内では2位となっています。このように、大腸がんは癌の中でも恐ろしいものになっています。癌疾患全体に言えることですが、加齢とともに、癌になる割合は増加します。特に50歳以降は急激に増加する傾向があります。
40歳を過ぎたら、癌に対する警戒が必要です。
大腸内視鏡検査とはどんなもの?
大腸内視鏡検査は、スコープ(細い管)を肛門から入れて大腸内を直接観察する検査です。スコープにはCCDカメラが備えられており、これにより大腸ポリープやがん、出血、炎症性疾患等を観察し診断ができます。また、組織を採取したり、病変の切除も行えます。
大腸内視鏡検査はどうやって行う?
- 1
- 腸管洗浄剤を飲み、お腹をからにします。
- 2
- 麻酔(鎮静剤)をします。
- 3
- 大腸内視鏡検査をします。
大腸内視鏡検査の実績
年間、約3000件の検査を施行しております。
大腸内視鏡検査・事前の準備
当クリニックの内視鏡検査の特徴
- 1
- 準備・検査とも苦痛の少ない内視鏡検査を行います。
- 2
検査は、その時に発売されている最新の機器で検査しています。
①上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)では早期がんの発見を助ける最新のNBI検査を併用しています。
また、反射が強い方のために細いカメラもあります。
②大腸内視鏡検査では、拡大内視鏡検査とNBI検査の併用によるポリープの良悪性診断と、切除が必要かどうかの判断を行います。
- 3
内視鏡検査前の準備室及び回復室として、プライバシーを保てるトイレ付きの完全個室(マイトイレ)を7部屋ご用意しています。
- 4
- 感染対策として、採血での感染症確認(B・C型肝炎)の実施、1回の検査ごとに内視鏡機械洗浄で、スコープの完全消毒を行っています。
- NBI検査 早期がんの発見に有用
特定の光の波長領域(色あい)を強調することをNarrow Band Imaging(NBI)と呼びます。
これによって粘膜表面の血管走行をより明らかに観察することが可能です。
- 拡大内視鏡検査 安全で確実な内視鏡治療
100倍までの拡大観察が瞬時に行える装置を用いた内視鏡検査です。
ポリープの良性・悪性の診断や、良性でも切除した方が良いポリープかどうかの判断が可能です。
大腸内視鏡検査の場合
- 検査予約
外来診察後→検査予約
※診察は予約制ではございません。
※服用中のお薬がある方は、お薬手帳または薬名がわかるものをご持参下さい。
- ご家庭での準備(前日)
- 食事制限があります。※検査食もございます
- 検査前日の夜8時に指示された下剤を飲みます。
- 服用中のお薬については中止する場合がございます。※予約時にご確認ください
- 当日の準備(自宅で前処置をされる方)
- 絶食です。
- 腸管洗浄剤を飲み検査前処置を行います。
- 常用薬がある方は、腸管洗浄剤を飲む時間から30分ほどあけて飲んでください。
※服用中のお薬については中止する場合がございます。予約時にご確認ください。 - 4. アクセサリー(金属類)は外し、ネイルはご遠慮ください。
※装飾(金属・プラスチックなど)のない肌着をご持参ください。
- 当日の準備(病院で前処置をされる方)
- 絶食です。
- 常用薬がある方は、朝早く(朝8時)飲んでください。
※服用中のお薬については中止する場合がございます。予約時にご確認ください。 - アクセサリー(金属類)は外し、ネイルもご遠慮ください。
※装飾(金属・プラスチックなど)のない肌着をご持参ください。
- ご来院後の流れ
- 便のカスがなくなったのを確認し、検査を行います。
- 脱水予防として、点滴を行います。点滴から鎮静剤を注射します。
- 内視鏡を肛門より挿入し、検査を行います。
※検査時間は個人差がありますが、10~20分ほどで終了します。
- 検査終了後
- 回復室で1時間ほどお休みいただきます。
- 医師より、検査の説明があります。
- 麻酔をしますので、車の運転はお控えください。